【2025年5月12日】2025年春期審査会・特別稽古
審査特別稽古の意義~平等に与えられた機会を生かして経験値を上げる~
一般的に「審査」というと、合否があるテストというニュアンスがあります。確かに、審査ですので、帯の色が変わる、つまり昇級テストです。しかし、それだけではなく、同じ空間でも稽古が審査という空間に置き換わったことによる緊張感や、会員だけではなく保護者の方々も集まって、大勢の方の視線の集まる中での緊張感で、「今日この場で」下記のポイントを踏まえてスキルアップする目的もあります。
・審査ですので、合格したら合格したなりの習得した技術を自覚できる、
・出来なかったら、出来ない部分を少しでも出来るようにする、
・出来る人とどこが違うのか、比べて考える
・上級の人たちがやっていることを見て次に自分たちがやることを予習する、
・上級の人は、初中級の人を見て、いま一度、過去に習得した技術を復習したり、手落ちがあればフォローしたりetc、
審査料がないのは当たり前?
この審査特別稽古は、メンバーにもよりますが、広範囲を一気に稽古する回もあれば、集中的にピンポイントで稽古する回もあります。
その中で各人ごとに、その級位に見合った技術の習得できなければ、昇級はできません。ちなみに、当会では審査料もありませんので、ブレずに昇級不可(=保留)も出します。しかし、保留しただけでは私も該当の会員の方も、勿体ないです。審査と言っても、広い意味では稽古です。それなりにスキルアップする必要はあります。
よって、お金をもらう特別な稽古ではありません。ついでですが「審査を受けてください」=「審査料を支払ってください」というのはおかしな話です(帯代の実費はお支払いいただきますが)。
したがいまして、「審査特別稽古に出席してください」という、私からの会員の皆さんに対する(おそらく?)唯一の義務と位置付けることが出来ています。月会費をいただいておりますので、それに真摯に対応する、その区間締めの仕上げがこの審査特別稽古です。
一般部、少年部それぞれ
一般部の皆さんは
フルコンタクトカラテは一般成年男子を基準にした競技スタイルです。よって、とにかく、対人稽古のスキルアップを念頭に、基本、型、組手、そして、その組手をどのような環境でやってきたのかという経験値(キャリア)を上げることです。大会も、審査も、演武も、とにかく、自己満足、道場内だけではなく、よりシビアな目にさらされた場で経験して初めてスキルアップになります。その最初の一歩が審査、保護者の方々の目もある中での経験、それが経験値としてのスタートになります。
少年部の皆さんは
もちろん、自分が稽古の項目をどこま出来ているのか、場合によっては、出来るまで、「今日この場で」習得して帰る。そして、やはり、組手です。しかし、成長の過程で、古傷を負うような激しい組手はできません。その代わりに、審査という場で、一般部の組手を見て、どこに向かって日々の稽古があるのか、どういう技が好きなのか、出来るようになりたいのか、見学する。これも、審査特別稽古に参加することによって得ることが出来る経験値となります。
毎回の審査が楽しみになるように、指導していきますので、日々の稽古も大切にしてください。
お問い合わせはこちら!
スケジュール
月 | |
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火 | 17:00~18:00(少年部;幼稚園、小学生、中学生) 18:30~21:00の間で70分間(一般部;下記参照) |
水 | |
木 | |
金 | 17:00~18:00(少年部;幼稚園、小学生、中学生) 18:30~21:00の間で70分間(一般部;下記参照) |
土・日 | 10:00~12:00(※不定期で一般・少年合同)2・5・8・11月第2日曜は審査 |
一般部の稽古時間について~現在;18:30~19:40~
一般部の方々につきましては、平日の就労後であることが通常です。稽古時間に間に合わないと継続のモティベーションにも影響します。
当会ではこの時間内で70分間を稽古時間としています。
ご都合の良い時間帯があれば、問い合わせの際にお聞きできます。
稽古時間の前後は
■稽古前のウォーミングアップ
■稽古後の個別指導
が可能です。
遅刻しての稽古参加の場合
一般部の方々は就労スケジュールの都合で遅刻もやむを得ません。下記の作法により稽古に加入して下さい。
・最後列で、正面を背にして黙想し正座をする
・指導員が「~さん、どうぞ」と指示されたら、目を開けて礼
・正面を向き直して礼「お願いします」
・稽古の最後列に加入する
・加入して初めての休憩になったら
指導員→上級者→下級者の順に十字を切って礼をする