先輩(2)
自分目線からの先輩を前回、書いた。
反対に、先輩としての自分から後輩を見たとき。
先輩というのは、こんな自分でも、輝く部分はあったのか、
くっついている後輩もいた。
相性がよかったのか、メキメキとスキルアップし、自分と同じ
大会で、一般部、新人の部でそれぞれ入賞できた。
これからも、、、と一瞬頭をよぎったが。これは、心を鬼にして、距離を置いていこうと決めた。
大会から一段落して、後輩から自主トレの誘いを受けた。
しかし、
「もう僕の後輩の○○くんではなく、立派に先輩として後輩と
稽古をしたらよいよ」
と断った。
何かを誤解されたような感じもあり、一瞬後悔したが、自分も
そうやって、先輩から離れてよかったと思ったから、判断した。
数年後、支部を立ち上げたときに、その後輩が所属することになり、
今度は、同じ黒帯として、支部で稽古することとなった。
その後、いろいろな黒帯の人間と稽古したり、後輩と稽古してきた
とのこと。
こちらも、それらの経緯を聞き勉強になった。
ずっと二人で向き合ってきたとしたら、得られなかったような視点もたくさんあり。
それからの黒帯同士の稽古に大きくレバレッジを利かすことができた。