もう一人の自分
ある試合中、膠着して、一度仕切り直しをされたときにだった。
開始線まで戻るように指示されたとき、自分を斜め上からみている
もう一人の自分がいた。
戻る自分も上から見ている自分にも意思があった。
二元中継のように。
何とも不思議な瞬間が一度だけあった。
おそらく、上から見ている自分の方が作られたものだと思う。
集中して、自分の立ち位置を冷静に、かつ、集中して分析しよう
としてたからなのか?
それほどまで、試合中は集中する、
こうしてキーボードをたたいている自分を、斜め上から
見ているように想像しようにも想像などはできないから。
そういう境地にさせてくれる試合場は不思議な、そして神聖な空間。
神に一番近い場所?