基本と基礎
基本、基礎というと、どう押しても入門期に教えてもらい、
いわば、入場券のようなイメージがある。
しかし、この基本、基礎というのは、時間が経って、大切さを思い知らされて以降
考えれば、考えるほど、発見もあり、疑問もわいてくる。
また、基本と基礎、使い分け方もあるのかどうかはわからない。
ただ、基本は、動作、考え方、身体的な姿勢、精神的な姿勢であり、
基礎はその基本の水準を常に継ぎ足して維持すべきもの
というようなニュアンスがあるような気がする。
基本の動作は、表面上は上級者と変わらないようでも、次の一歩へ踏み出す
「つなぎ」の動作が全く違ったり、新しい考え方が見えてきたりする。
基礎は、体力的な面も含め、つねに、基本の動作ができるように、継ぎ足して
おく必要がある。基礎体力なんて言葉も、まさにこのニュアンスである。