弱点
大会に向けて稽古をしているときは得意な技を磨いている時が一番気持ちが良い。
しかし、その磨きを続ければ続けるほど、弱点部分もその色は濃くなる。
得意な技が伸びてくるのもあるが、やはり、ほったらかしているものの苦手意識も強くなる。
これは相手も同じ。
なにか、どこかに隠れている。
それを探るために競合相手に粘るか、はたまた、格下に食い下がられるのか。
得意技があれば、弱点も奥へ奥へと隠れていく。
それが攻防、だからやめられない。