アマチュアイズム
理由はともかくとして、空手においては、プロとアマとの境界が
ぼんやりしている。
プロフェッショナルの定義は
・(プロ野球、プロサッカーのように)組織としての境界があり、卓越したスキルをもってその組織に入る
・組織の大小は不問に、その競技で食っている(※セミプロと称される場合が多い)
となる。
空手では、競技でもK1のように空手から脱出してキックボクシング系にならなければなかなか「技術」という限りにおいてはそれで食っていることは難しい。
反対に、道場経営手腕が卓越していれば、失礼ながら、技術は体現できなくても、空手で食っていくことはできる。
ようは、プロとアマもない、と言ってもよいかもしれない。
こういうと、プロ野球やプロサッカーに向けられるような憧れや、ステイタスがないように感じる。
しかし、このように、プロとアマとの境界がないからこそ、一流の選手と対戦したり、エントリーした試合の延長線上に、他の競技でいうところのオリンピック級の大会がある、ということも確か。
究極のアマチュアイズム
とは言ったもので、
空手の魅力は、すべての人に平等にその権利が与えられている。それが、他の競技の競技者よりも恵まれていることであり、また、魅力でもあろう。