指導にあたって~代表者が空手の稽古指導において基礎としている考えです。~
広く社会人という前提~会員の皆様と同じ目線で~
私も、会員の皆様も、もちろん、少年部の皆様も、広く社会の一員としては同じであることを前提としております。私も、会員の皆様もしくはその保護者の方々と同じく日中は本業を持っております。
また、入会当初の会員の方々をはじめ多くの方が、将来空手で生計を立てていこうと考えているわけではありません。
特に少年部の皆様の多くも、空手でご飯を食べるために空手道場に入門したわけではありません。「空手を通じて」「空手の稽古から学んだことを基礎にして」それぞれ目標とすることがあると思います。一般部の皆様は、おそらく、自分自身が空手そのものにつき上達した姿を思い描いていると思います。 いずれにしても、会員の皆様は長い空手の稽古と仕事や学業とをいかに両立させるか、空手の稽古をする限り、 この問題に関しては、ずっと考え、バランスをとっていく必要があります。だからこそ、指導する私も、会員の皆様と同じ立場で稽古の時間を過ごすことが必要だと考えます。
確かに、空手道場経営専業または現役選手としても活躍されている方の方が経歴、技量は優れているかもしれません。しかし、私に関して言えば、それが、ハンディだと思ったことがありません。
むしろ、大きな特長であると思っております。会員の数が多くなり、それだけでも生計を立てる見込みが出てきても、本業を継続していかなければ、当会の指導方針の基礎が崩れてしまうとさえ考えております。そうしていかないと、会員の皆様や保護者の皆様とは異業種交流、ときには同業の悩みを共有することができなくなってしまいますので。
したがいまして、一社会人として仕事や学業と空手とを両立しつつ空手の稽古をした結果、どうなったか、どういう人間に成長したのか?が重要です。空手の稽古や大会結果は、その成長された会員の皆様の稽古の結果ついてきたものであると考えます。一緒に、社会の一員として、稽古して行きましょう。