山梨県甲府市の空手道場空手道爽光会

退会制度がないことについて~空手を人生単位で考えれば~

山梨県甲府市の空手道場爽光会の退会制度の撤廃4

武道教育だからこそ、継続して自分自身で肚に落とす時間を作らせる

 したがいまして、経営上の規定に押されるようにして退会を選択せざるを得ない状況を排除したというわけです。そして、何を隠そう私自身も、代表者が、そのような再開の道筋を残してくださったからこそ、いまがあるといえます。
 一定のブランクを経たら稽古に臨む気持ちにも、新たな気づきがあります。少年部が学生を修了し、社会人になれば、趣味・スポーツを継続する環境というものは、限定されることに気づかされます。場所やメンバー、時間など予想外にいろいろなファクターが合流する必要があります。または、選手を引退した一般部の方も、同様に気づくことがあります。選手を引退して少し期間を置いた後、ご自身の実績を称賛してくださる後輩がいることが稽古を再開のきっかけになることもあるでしょう。そのようなときに、退会となってしまれば、、近いようで遠く離れた場所で思いをはせるのではなく、すぐに空手着をきて稽古を再開できる環境が必要なのではないでしょうか。
 空手の稽古を継続することは難しいです。武道教育とはいえ、指導者が諭すよりも、自分自身で気づき、発見することの方が多いです。自分自身で肚に落ちたものこそ、本当の意味で身につきます。だからこそ、組織が制度の壁を取り払うことで、そのチャンスが増えるならば、それも一つの武道教育のツールであると思います。

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甲府市朝日5-5-10スペース&にて
TEL:050-1807-8878
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※稽古場所であり、事務局ではありません。郵送物はメールにてお問い合わせをお願いいたします。

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